Q
留守中に排泄物をばらまいたり、家具を壊したり、吠えつづけたり…。
厳しく叱っても改善されない場合、どうしたらいいでしょうか?
A この飼い主さんの場合、普段からワンちゃんをサークルに入れる習慣がつい
ていなかったようです。まずはサークル内で10分、20分と留守番ができる
よう、訓練していきましょう。サークル内におもちゃを入れて、飼い主さんは
別の部屋に移動して様子を見ます。しばらく我慢できたらおやつを与え
たりして、思い切りほめてあげてください。これを繰り返し行ないながら、
徐々に「ひとり」の時間をのばしていきましょう。
なかには、精神的な不安とつながり、「分離不安症」と呼ばれる症状に悪化
してしまう場合もあります。これには、遺伝的な問題や幼少期の生活環境な
ど、さまざまな原因が関係していることもあるのですが、飼い主とワンちゃ
んが、互いに依存し合っている場合に起こることが多くみられます。
お互いの独立心を養うためにも、次の点を注意してみましょう。
【1.愛犬があとをついて回ることを許していませんか?】
家の中で、愛犬があとをついて回ると、飼い主としては嬉しいものです。
しかし、これをずっと許していると犬はますます落ち着きがなくなり、
一時でも飼い主と離れると不安に陥ってしまいます。
犬があとをついてきたら、「マテ」「スワレ」などと指示を出し、ついて
こないように練習しましょう。座らせるときおち気持ちが冷静になって落ち
着きます。
【2.外出前、帰宅後はおおげさに犬を構わない】
外出前、帰宅後に「行ってきます」「ただいま」など、おおげさに犬に接
すると、犬の興奮が高まってしまいます。外出前と帰宅後の15〜30分ぐら
いは、犬を完全に無視し、犬をあまり興奮させないようにしましょう。
【3.外出しないときも、出かけるしたくをして犬を慣らす】
飼い主が出かける準備をしはじめると、犬はすぐに察知して不安と結びつ
けてしまいます。「ゴメンね。すぐ帰ってくるからね」などと声をかける
とその不安がますますつのってしまうことも。外出時以外でも、コートを
羽織る、口紅を塗る、カギを手にもつなど、外出するフリをして「外出」
を「特別なこと」と思わせないように訓練しましょう。
【4.日頃からサークル内に入れ、ひとりの時間を作る】
日頃からサークル内に入る習慣をつけさせ、徐々にひとりの時間をのばし
ていきましょう。サークル内にお気に入りのおもちゃやタオルなどと一緒
にワンちゃんを入れ、あなたは別の部屋に移動し、留守番の状況を作りま
す。おとなしくしていたらおやつなどをあげて、ほめてあげることを忘れずに。
(2006.6.22.)
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