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ペットの健康は飼い主次第
 

 ペットが家族の一員になったことで、私たちは命の大切さを感じて癒されたり、ペットと暮らす楽しいときを得ることができるようになりました。また、ペットにとっても、飼い主というリーダーを得ることで、安定した生活を送れるようになっています。

 しかし一方では、人間と暮らすことによる弊害も生まれ始めています。そのひとつがペットの身体、健康の問題です。
 最近、運動不足、高齢化など様々な要因により、肥満、糖尿病、心臓病、腎臓病、関節炎、腫瘍など、人間と同じように現代病にかかったり、まだ発病はしていなくてもその予備軍のペットが増えています。

 当たり前のことですが、人間と違ってペットは自分で健康によい食べ物を選んだり、量を調節したり、運動不足だからといってエクササイズをするわけにはいきません。また、調子が悪くても、その症状を飼い主に説明することはできないのです。
 飼い主であるあなたがどうペットと暮らすかで、ペットの健康、寿命を左右してしまうのですから、責任重大です。

 そこで、「もっと気をつけておけばよかった!」と後悔しないために、ペットの現代病と予防法についてわかりやすく説明します。

 
糖尿病は現代病の代表選手
 

 糖尿病は、すい臓から分泌される、インスリンというホルモンの量が不足する病気です。
 インスリンは血液中のブドウ糖を細胞内に取り込んだり、体内で脂肪やタンパク質を合成する働きをもつホルモンで、取り込めなかった糖分が尿に含まれるようになるため、糖尿病と呼ばれています。

 インスリンの分泌が悪くなる最大の原因は太りすぎ。また、遺伝的な要因やストレス、ウイルス感染などが原因になることもあります。

 
水を大量に飲むようになったら要注意
 


 インスリンが不足すると、ブドウ糖を細胞内へ吸収することができなくなるので、尿の量が著しく増加し、犬はのどが渇いて水を大量に飲むようになります。同時にタンパク質も失われるため、食欲は増加しますが、体内にタンパク質や脂肪を蓄えることができなくなるため、やせていきます。

 重症になると、腎不全や白内障などの病気を併発したり、末期になると、嘔吐や呼吸困難が起きます。早期発見、早期治療が重要です。治療は、血糖値を測定し、その量に応じた治療を行います。

 軽症の場合は、食事治療を行います。繊維質の多い、低カロリーの食餌を与えましょう。動物病院の処方食を与えるのもよい方法です。重症の場合は、インスリンの注射をします。

 いちばんの予防は、肥満を防ぐこと。適度な運動と食餌量を心がけましょう。また、メスの場合は、避妊することによってある程度発生を抑えることができます。

(2004.4.1.)