最新情報から健康・しつけ対策まで−ペットお役立ち情報
フィラリアの症状の特徴
 

 前回はフィラリアの原因について説明しました。今回は症状について詳しく説明しましょう。
 フィラリアが軽症の場合は、症状が少しずつ現れます。蚊がいる時期になると、心臓に寄生するフィラリアがだんだん増え、最初の症状である「乾いたせき」をするようになります。
 この時期が長くなり慢性化するとせきが激しくなり、せきをする時間も長くなります。また、せきがひどくなると吐くこともあります。

 フィラリアの症状で、もうひとつ特徴的なのが「腹水」。腹部がどんどん大きくなっていきます。この症状が続くのが「慢性フィラリア症」で、症状が急激に襲ってくるのが「急性フィラリア症」です。
 「急性フィラリア症」は、右心室に寄生していたフィラリアが、右心室を越えて右心房に移動し、右心室と右心房の間の三尖弁と呼ばれる弁が閉じなくなって起こります。
 激しい呼吸困難が起きて動けなくなり、時には茶色の尿を出すこともあります。

 
予防薬を徹底的に飲ませる
 

  毎年、蚊が出る時期になったら、月に1回、フィラリアの予防薬を飲ませることがいちばんの予防です。
 ただし、注意したいのは、薬を与える前に必ず犬の体内のミクロフィラリアの有無を確認することです。
 既にミクロフィラリアに感染している犬に予防薬を与えると、ショックなどの副作用が現れる可能性があるからです。

 投与する期間ですが、蚊は毎年何月から発生して、何月まで吸血するか残念ながら正確には把握できません。また、日本といっても地域によってまちまちです。もし11月までフィラリア予防をしていても、12月に運悪く吸血(感染)した場合、予防薬を飲んでいなければ半年後の5月には心臓に到達し、成虫になってしまうことも考えられます。

 蚊の吸血可能な気温・室温は16度くらいといわれているので、冬でも室内では可能性がゼロとはいえません。
 まず、動物病院からもらった予防薬は、指示通り忘れずに飲ませるようにしてください。徹底して飲まないと、感染する可能性が出てきてしまいます。
 薬を確実に与えると同時に、できるだけ蚊から遠ざけることも心がけるようにしましょう。

(2004.7.15.)