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寄生虫が原因
 

 フィラリア症とは、フィラリア(犬糸状虫という寄生虫)が心臓の内部に寄生することで起きる病気です。蚊が媒介して、犬から犬へと感染します。

 フィラリアの感染経路は、少々複雑です。フィラリアの成虫が寄生しているからといって、すぐにフィラリアにかかるわけではありません。
 フィラリアの成虫はまず、犬の心臓の中に寄生し、ミクロフィラリアという子虫を血液の中に産み付けます。

 アカイエカ等の蚊が犬の血液を吸う際に、このミクロフィラリアも一緒に吸い込むことになり、このミクロフィラリアが蚊の中である程度発育します。発育したミクロフィラリアを体内に持っている蚊が犬の血液を吸うとき、この発育した子虫が犬の体内へ送り込まれて寄生します。

 
心不全を起こすことに
 

 こうして犬の体内に寄生した子虫は、2〜4ヵ月の間に、皮膚などで発育して血管に入り、心臓に移動して右心室と肺動脈のあたりで、太さ1ミリ、長さ20センチほどの成虫になります。

 フィラリアの成虫は、寄生している右心室と肺動脈に傷をつけたり、成虫がたくさん寄生し、からんで球状になって血液の流れを妨害することで、うっ血性の心不全を起こします。
 次回はフィラリアの症状をさらに詳しく紹介します。

(2004.6.17.)