日本において、いつ頃から猫が「愛玩動物」として飼われていたのかはっきりとはわかっていませんが、平安時代の代表作、『枕草子』や『源氏物語』といった文献には、すでに飼い猫の記述が存在しています。江戸時代に入ると、徳川十五代将軍綱吉公が出した「生類憐れみの令」で、猫の売買と“つなぎ飼い”が禁止されるようになったことから、その頃は猫をつないで飼っていたことがうかがえます。
その後、経済的、時間的なゆとりが急速に増えていき、海外からたくさんの輸入猫が入ってきて、さまざまなイエネコがペットとして飼われるようになった半面、イエネコが野生化した「野良猫」も徐々に増えていったとされています。