理子ちゃんのカラヤン日記 メール
理子ちゃんの仕事場
漫画家ってどんなところで仕事しているの?って思うでしょう?
けっこう、修羅 場だったりするんだよ。

 マンガ家の仕事には、大きく分けて2つのパーツがあります。頭脳労働と肉体労働部門、どちらも遊んでいるように見えなくもないですが、集中力を必要とする、かなりの重労働です。

 まず、一番問題なのは、何を描くか?ということ。ここでマンガのできは半分決まります。つまらないネタでは、いくらストーリー頑張ったとこでしれてるからね、とわかってもなかなか絞り出せるもんでもなく、雨乞い神だのみ感だのみ・・・・

 そして次は、ネームを楽しく始めます。まぁ、はじまりゃいいんですが・・・集中力は人間45分しか続かないらしく(私の場合はその半分)家に居るとまたその半分なので喫茶店を放浪しながらネームをやる事になるわけです。

 漫画家になって、いったい今まで幾ら喫茶店代に消えたかと思うと恐くなります。ネーム中は、最低2軒多いと4軒位行きます。ゆえに感じのいい喫茶店のある場所にしか生息できません。はっきり言って喫茶店や飯どころには、めちゃくちゃ詳しいです。

 そういう意味では、去年引っ越してきてから、この青山近辺は非常に満足しています。だって雑誌に載ってるおしゃれなカフェとかレストランは、半分は(無理すりゃ)歩けますから。でも残念なのは、おしゃれして出かける気力が無いことです。そして食いまくって、お茶飲みまくってどうにかネームをでっちあげたら、今度は肉体労働部門の下絵に入ります。まあ、ネームが遅れてる場合には、下絵を描く前に台詞だけ書き写す作業をして先に写植を作っておいてもらいます。

 この辺からは、アシさんと一緒に作業します。仕事部屋は8畳なのですが資料やマンガで(そのうえアンマ器も)3人でキツキツの感じです。今は、あまり長いページをやってないので大人数でやることも、泊まりもないですが、長いページをやる人や絵に手の入ってる方は合宿生活になるのです。もっともマゾ的な性格の人は、ネームの時からアシさんに待ってもらってプレッシャーを楽しむようです。

 そして、大概疲れがピークに達しナチュラルハイ(ヤクいらず)になり訳のわからない事で笑い転げ、部屋が資料とトーン屑で埋まる頃、仕事が終わるのです。当然しばらくは、自分の載った本を見る勇気はありません。ほとぼりさめてから、へー私ってこんな話描いてたんだ・・・と懐かしく思うのです。