やさしいタッチときれいな色使いのイラスト、オブジェをはじめ、手作りの達人としても注目を集めているめぐろみよさん。今年3月には、自分のこだわりと愛犬の心地よさを追求した家造り奮戦記『私とパトが建てた居心地のいい家』(講談社)を刊行。その居心地のいい家を訪問!めぐろさんに、パト丸くんとの毎日を聞いてきました!
撮影/前田光代  取材・文/児玉伸子
●かわいい家族ができた

お気に入りの毛糸のボール。中の綿を出すのが大好き
 イラストはもちろん、手作りのエキスパートとして多くのファンを持つめぐろみよさん。彼女の愛情を独り占めしているのは、2歳のヨークシャーテリア、パト丸くんです。

 めぐろさんは学生時代にも犬を飼っていたものの、実家に住んでいたので世話はご家族に任せることが多かったようです。
 初めて自分で責任を持ち、犬と暮らし始めたのは、今から12年前のことでした。
「近所で“子犬あげます”の張り紙を見て、生後3か月の女の子をいただいてきました」
 ウエストハイランドテリアとマルチーズの血を引く、白いミックス犬です。語呂が気に入って“パト”と名づけました。
「慣れないうちは、それなりに犬の世話の苦労もしました。でもとてもいい子でね。手がかからないほうだったと思います」

 めぐろさんとパトちゃんは、家でも仕事場でも、そしてお出かけもいつも一緒。めぐろさんのイラストやエッセイにパトちゃんがよく登場することからも、その仲よしぶりがうかがわれます。

 パトちゃんは生活をより豊かにし、気持ちに余裕を与えてくれました。
「動物と暮らすって、ステキなことですね」 めぐろさんは笑顔を見せます。
 しかし2年前、パトちゃんは10歳で永眠。心臓病でした。

トリマースクールのカットモデルを務めるパト丸くん。決まっています。
 
●めぐろさん式教育法

おすわり、お手、ふせは、マスターしました
 パトちゃんを亡くして半年後、めぐろさんはペットショップで子犬を見かけます。
「どこかパトに似ていたんです。だから気になっていました」
 どうしようかと迷っていると、数日後、お友だちから“ペットショップでパトちゃんに似た犬を見た”と連絡があったのです。話を聞いてみると、それはめぐろさんが見た子犬のことでした。

「これは縁があるのかな、と思い、そのペットショップへ迎えに行きました。それがこのパト丸。この子、もう5か月になっていたんです。売れ残っていたのでしょうね(笑)」 いいえ、パト丸くんはきっとめぐろさんが来てくれるのを、待っていたのでしょう。

 めぐろさんのしつけ方法は、実にシンプル。「特別なことはしていません。仕事柄、他の飼い主さんよりかなり長い時間を一緒に過ごしています。ですから、何かあればそのたびに、言って聞かせています」

 必要なときはしっかり叱るものの、大きな声を出したり手が出たりすることは、まずありません。いつも話しかけているので、かなり人間語を理解している様子です。その教育法がめぐろ家のワンコに合っているようで、のびのびとした子に育っています。

パト丸くん専用シャワー
(2001.11.29)

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