ペットの死は悲しいもの
最近「ペットロス」という言葉を聞く機会が多くなってきています。これは、単にペットを亡くして悲しむ行為だけでなく、ペットの喪失体験の総称、そしてペットとの別れに伴う心理過程の総称を指す言葉なのです。
ですから、ペットを飼う以上、ペットロスは誰にでも訪れることで、それだけ身近な問題といえるでしょう。
ペットを亡くしたときの悲しみは、個人差が大きいといわれています。多くの人はペットの死後半月から1カ月ほどで立ち直るものですが、人によっては2〜3カ月以上かかってしまうこともあります。中には、いつまでも悲しみから抜け出せない人もいて、このような場合は適切なケアが必要です。
そんなときに相談できるのが、『マインドセラピーセンター百合丘』で行っている「ペットロス110番」。月〜土曜日の12時〜19時に、有料で電話相談を受け付けています。相談は予約制なので、まずは電話をして、相談日時を予約しましょう。希望者には面接相談も行っています。
獣医学から心理学の道へ
『マインドセラピーセンター百合丘』を主宰するのは、サイコセラピストの吉田千史先生。日本で最初のペットロスのグリーフ(悲嘆)セラピストとして活躍する毎日ですが、もともとは獣医学を学んでいたのだそうです。
「動物が好きだったので獣医学を選んだのですが、勉強しはじめてみると、精神面を考える機会がなくなってしまいました。それで、人間の心や魂の問題をやりたくなったのです」と吉田先生。
その後、ペットロスがきっかけで落ち込む人々を見るようになり、本格的にこの分野でカウンセリングを開始。1996年に「ペットロス110番」を開設しました。当初は、電話が殺到したそうです。それまでどれほどたくさんの人が、ペットを失ったことで悲しみ、苦しんでいたかがわかるというものです。
「でも、ペットの死を乗り越えると、自分自身も成長することができます。ペットの死を通して、自分の死と生を考える、これこそがまさにペットロスの本質なのです」
誰もが経験するペットとの別れ。だからこそ、ペットロスについて正しい知識を持ち、いつか訪れる別れに備えたいものです。そして、もし深い悲しみから抜け出せなくなってしまったら、「ペットロス110番」へ相談をしてみましょう。 |

4月20日に調布市文化会館で行われたリン・MCグループ主催「カルチャーのフューネラルクラブ」の講演会で「アニマルセラピーとペットロス」について語る吉田先生。
リン・MCグループHP
http://www.lin-mc.gr.jp
ペットロスの予防法
1)ペットは自分より先に死ぬものだと自覚する
2)ペットに依存しすぎないようにする
3)ペット仲間を作り、互いに体験を共有する
4)ペットロスの正しい知識を持つ
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ペットロスの対処法
1)悲しみを押し殺さずに、素直に表に出す
2)ペットの写真を整理したりして、無理がない程度の作業をする
3)話を聞いてくれる人に、自分の思いを話す
4)周囲の無理解や偏見を気にかけない
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