うちのコを賢く元気なコにする方法

飼い主と愛犬・愛猫がコミュニケーションができる楽しいペットライフを極めるために 今回は、読者のみなさんからの質問に答えるQ&Aスタイルでうちのコを賢くて元気なよいコに育てる方法を指南します!

(「猫吉犬吉」2002.7月号)

 犬のしつけ方法には、人間の子育てと同じように、コレといった正しい方法があるわけではありません。犬種により、また1匹1匹の性格、育つ環境によって解決方法はいろいろです。ここでは、よく尋ねられる相談を中心に紹介します。何か解決の糸口が見つかるのでは?

 うちのコはとにかく何かにつけて吠えます。おやつをあげると吠えなくなるので、近所への迷惑を考えると、ついおやつをあげて静まらせることになってしまいます。ただ、肥満が心配。おやつなしで無駄 吠えをやめさせる方法を教えてください。
(千葉・木更津市 リサままさん シェットランド・シープドッグ2歳)


 シェットランド・シープドッグは羊を追う牧羊犬。吠えるのが仕事という犬ですが、度を超えて吠えるのは、一緒に暮らす飼い主としては困りますよね。ただ、吠えなくなるからといっておやつを与えるのはすぐにやめましょう。
 素直な犬は「吠えればおやつがもらえるんだ」と学習して、どんどん吠えるようになってしまうこともあります。また、吠えるのを止めさせようと犬のところに駆け寄るのもだめです。「吠えるとそばに来てくれるんだ!」と、またまた犬が勘違いしてさらに吠えるようになることも。
 犬がやってはいけない行為をした時には、「いけない!」「だめ!」「やめ!」といった大きな声でしっかり叱ること。ことばは、犬がうまく学習できるよう、いつも同じことばに統一し、家族全員が同じことばを使って叱るようにしましょう。あせらずに ゆっくりが原則です。叩いたりしては逆効果 になるので、体罰はさけてください。

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 靴をかじったり、ソファーのカバーをぐちゃぐちゃにしたり、いたずら放題のビーグルと暮らしています。叱るときに、叩いてはいけないと聞きましたが、ではどうしつければいいのでしょうか?
(神奈川・横浜市 幹夫さん ビーグル6カ月)


 まだ6カ月の子犬なので、わんぱく盛りなのだとは思いますが、子犬のうちからしっかりとしつけておくことが大切ですね。まず、間違った叱り方をしないこと。同じことをしても叱ったり叱らなかったりと統一性がない叱り方や、悪さをしたその時に「実行犯」で叱らずに、あとになって叱る叱り方、同じ行為をしてもお母さんは叱るけどお父さんは許すという家族間で統一していない叱り方は御法度です。
 犬が何か悪さをしたら、見逃さずにその悪さをしている真っ最中に、家族みんなで同じことばを使ってちょっと大きな声で叱ることです。
 この繰り返しで、犬は「あ、こうすると叱られるからしちゃいけない」と学習します。
 ほかに、悪さをしたら犬をひっくり返しておなかのあたりを軽く押さえて「人間の力は強いんだぞ」と示す方法もあります。
 また、犬は「仲間外れ」にされるのを、すごく嫌うので、悪さをしたらすぐに犬を残して部屋を出るという方法もあります。いずれも、悪さをしたその時に実践しなければ効果 はないので注意してください。 

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  とにかくわがままです。気に入らないことがあると、猛烈な勢いで走り回って、家族のだれもがつかまえるのも大変なほどになってしまいます。
 もちろんかわいいときはとってもかわいいのですが、いったい、このコに言うことをきかせるにはどうすればいいでしょうか?

(埼玉・さいたま市 橋本由子さん スコッチテリア2歳)


 そのコは「自分は飼い主よりもエライ」と思ってしまっているのかもしれませんね。犬には、群れの社会で生きていく習性があるので、ボスの存在は絶対。たとえば、大切な「食べる」場面では、獲物を獲得して一番最初に口をつけるのはボスです。そこで、この習性を利用して、食事のときに、犬に「飼い主がボスだ」と確認させてみましょう。 「ボス」である人間が先に食事をしているところを犬に見せます。「ボス」、つまり人間が食事をしている風景を犬に確認させてから、犬に食餌を与えてみてください。  そのうちに、誰がボスか、また、自分が序列のどこに位置付するかわかってくるはずです。  

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 落ち着いているときは、「すわれ」「まて」など基本的なことがずいぶんできるようになりましたが、お客さんがいたり、ほかに自分の興味が行くと途端に言うことをきかなくなります。どんなふうしつければいいのでしょうか?
(東京・大田区 松屋芳子さん ウェルシュ・コーギー・ペングローブ2歳)


 賢い犬、つまり、飼い主の言うことをきく犬に育てるには、犬に命令する「ことば」をしっかりと学習させることです。
 おしゃべりしたり、人間に話しかけるように話をしても、犬にとってはただの音でしかなく、意味はわかりません。
 でも、「あ、この音をボスが話すと、次にこうなるな」と犬に準備させることはできます。
 たとえば、散歩の前には「散歩に行こう」、リードをつける前には「リードをつけよう」、リードをはずす前には「リードをはずそう」と声をかける。
 リビングまでついて来させせたいときには「リビングに行こう」、階段を上り下りする前には「上へ行こう」あるいは「下へ行こう」などなど。そのうちに、音から次に何が起こるかが学習して想像できるようになるものです。
 くれぐれも、「かける言葉を統一する」ことを忘れないことを付け加えておきましょう。繰り返しているうちにわかってくるはずです。  

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 先日、散歩中に、違う犬が近付いてきたときに、うちのタロはすごく喜んでシッポを一生懸命振って喜んでいました。  ところが、結局、その犬とケンカすることになってしまいました。こういうときはどうしたらいいのでしょうか?
(東京・国立市 タロの父さん ミニチュア・ダックスフンド3歳)


 犬がシッポを振っている=喜んでいる、と思いがちですが、そうではないときもあることを覚えておいたほうがいいと思います。犬は、怒っているときや警戒しているときにもシッポを振ります。シッポは立てていることが多いので、もしも散歩中、見知らぬ 人や犬に会ったとき、犬がこのような動作をしたら飼い主としては注意をしてください。犬は喜んでいるのではなく、警戒したり怒ったりしている可能性が大です。
 この警戒の尻尾に気付かずにいると、他の犬とケンカになったり、人に唸ったりしてしまうかもしれません。無用なトラブルを避けるためにも、警戒の尻尾を見たら、その場から立ち去ったほうが無難です。

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 真剣にこちらが怒っているのに、当の本人(犬)は知らんぷりして、アクビをしたりすることがあります。私にはどうしてもふざけてるように見えてしまうのですが、犬って反省を知らないのでしょうか?
(東京・港区 笹本リリーママさん シー・ズー5歳)  


 犬は、叱られるとアクビをすることがあります。ただし、これは飼い主をバカにしているわけでも、無視しているわけでもありません。実は、犬は、飼い主の「イライラ」を感じ取って「落ち着いて。リラックスして」と語りかけているのです。
 「カーミング・シグナル」(落ち着かせる合図)と呼ばれている合図で、犬同士のコミュニケーションとして使われる「犬語」みたいなものです。  ふざけているわけではないので、イライラしている自分をちょっと振り返ってみてください。過剰にイラついているのでは? 犬を叱るときは、冷静に叱ることです。

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