そらまめ工房
手のひらにのるダックス、テリア、コーギー ・・・
5センチ大のワンコ・ワールド「まめぐるみ」



 ティースプーンに乗ったワンコ。グラスよりもう〜んと小さなワンコ。
 4〜5センチの大きさのワンコのぬいぐるみ「まめぐるみ」が織りなす世界を繰り広げているのは「そらまめ工房」のそらまめさん。
 頭の中には、浮かんでくる “世界”があって、その “世界”をメモしたり、デッサンしたりして記録するそうです。
 陶芸、豆本、ガラス細工、粘土細工・・・・・・。手法は問いません。どんな材料でもどんな手法を使ってでも、そらまめさんにとって大切なのは、イメージした “世界”を自分の手で、形あるものとして表現することなのです。
 まめぐるみをつくり始めたのは、4年前。信州に旅行にでかけたとき。テディベアのお店で、6センチくらいの小さなぬ いぐるみに出会ってからです。
 実は、小さなぬいぐるみは、以前から、そらまめさんの頭のどこかにしまわれていたものだったようです。
 「小学生のころに流行した大高輝美さんのコロコロ人形。こんなものを自分で作ることができるんだって、本をくいいるように見てました」。
 今でも、その本は、そらまめさんの本棚に並んでいます。
 やはり、小学生のころに読んだ、佐藤さとるさんの「コロボックル物語」響も大きいようです。

 「豆つぶほどの小さな犬が登場するんですが、本当にこんなワンコがいたらなあ、と思ったのを今でも覚えています」。
 3年ほど前に、ネットサーフィンをしている時に「Pickles*」に出会います。テディベアとワンコがいっぱいのサイトでした。
 「ワンコのぬいぐるみを見た瞬間に、すごい!と感動しました。表情がいいんですよ。生きているような表情なんです!」
 あまりの感動・衝撃に作者の方に熱いメールを送ったといいます。
 そして、「生きているような、ちいさいけれど、存在感のあるぬいぐるみ」を目指して、そらまめさんの5cm大のまめまめワールドが作られていったのでした。そらめさんは、まめぐるみを自分で撮影します。
 「実は、自分でつくったワンコと、一緒に写 したいミニチュア小道具などをつくって、写真を撮影するときが、一番楽しいんですよ。自分で撮った写 真で、絵本のような本がつくれたらいいですね」。
 次はどんな<そらまめワールド>で私たちを幸せ気分にしてくれるのか、楽しみです。

そ ら ま め + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
本名 * 早 野 千 重 は や の ち え
1971年8月生まれ。大学卒業後おもちゃの販売会社に勤務。現在も会社勤めの傍ら「そらまめ工房」として創作活動に励む。
 小さいころから、家の中には、絵を描くことが大好きな母親が買い集めた画材や材料があふれていたとか。
 手先の器用さは「おばあちゃんゆずりかも。祖母は家具や手鏡の飾り彫りをしていたので」。
 「そらまめ工房」のサイトには、ガラス細工、まめ本、まめ粘土、陶芸など、いろいろな素材のミニチュア作品が並ぶ。


そらまめ工房HP:http://www01.u-page.so-net.ne.jp/zd5/soramame/index.htm

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そらまめワールドが本になった!
「まめぐるみ」

〜ぬいぐるみの小さな小さなわんこたち〜
 そらまめさんの「まめぐるみ」が本になりました!  型紙なしの試行錯誤でつくり続けてきたそらまめさんのノウハウが満載。今回の本をつくるために、はじめて型紙をつくったといいます。
 「作り方を型紙や図解で説明するって大変なんだと実感しました。本が出てから、作り方について、メールでの質問が増えました」。
 みなさんの世界を形にするお手伝いができれば、とメールに応える毎日だとか。
 質問だけでなく、温かいメッセージもたくさん届く。
 「自分本位でつくったものが、誰かの心をあったかくできるなんて、なんて幸せなことだろうってうれしくなります」。

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(「猫吉犬吉」2002.1月号)