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肥満はいろいろな病気の原因になるため、ペットの快適な生活を害し、寿命さえも縮める危険性があります。では、いったいどういった病気を引き起こしてしまうのでしょうか。
まず、重くなった体を支えなければならないために起こる椎間板ヘルニアなどの関節疾患。ペットの肥満は体だけに現れ、手足はほとんど太らないのです。とくにダックスフンドやコーギーのように脚の短い犬種は、物理的に体重が増えるとそれだけ脚や腰にかかる負担も大きくなってしまうので、注意が必要です。
それだけではありません。皮下に溜まった脂肪は熱の放散を妨げるので、暑さに弱くなり熱中症になりやすくなります。皮膚も過敏になり、ちょっとしたことでも湿疹ができてしまいます。
肝臓に脂肪がつくと脂肪肝になり、機能が低下し悪化すると、肝硬変から肝臓ガンという最悪のパターンに移行します。さらに脂肪の増加は、血液の粘度を増し循環障害も起こし、心肥大、弁膜症等の慢性の心臓病にもなりやすくなります。
これらの病気の治療には手術という選択もありますが、麻酔を使う場合、脂肪の中に麻酔薬が分散して吸収を阻害し、効きにくくなります。そのため麻酔の投与量
が増えて、「効きにくくて醒めにくい」というとても危険な状態になり、手術の妨げになってしまうこともあるのです。
肥満は放っておくと大変なことになるということがおわかりですね。
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