
季節ごとの健康管理

フェレットも犬で代表されるジステンパーウイルスに感染します。
このジステンパーウイルスは、すでに感染している犬などの動物から直接伝播されたり、あるいは感染動物に接触した時の衣服や靴から運ばれて感染する場合もあります。
ウイルスが体内に入ってから症状が出るまでの潜伏期間は約7~21日です。
症状は、軽度の結膜炎や緑色ー黄色の目ヤニや発熱、食欲低下、など色々ですが、特徴的なのは、顎や唇、肛門周囲の皮膚が赤く肥厚し、やがてかさぶた状になります。
足裏のパッドも硬くぶ厚くなります。その他の症状として、下痢、抑鬱、行動異常、ケイレンなどが見られることもあります。
免疫力を著しく低下させるので、フェレットの多くは、細菌の二次感染が悪化して死亡するか、あるいはウイルスの侵入により神経症状が悪化して死亡します。
フェレットの犬ジステンパー感染症に対する有効な治療法はありません。予防が肝心です。フェレット専用のワクチンを毎年一回するようにしましょう。

フェレットはもともと北国出身なので、暑さがとても苦手な動物です。その上、体温放散機能が未熟なため、激しい運動や興奮で、すぐに体温が上昇してしまいます。夏の暑さには、十分に注意をしてください。
環境は、風通しがよく直射日光があたらない場所が基本ですが、30度を越えるような部屋では、バテてしまいます。そんなときは、エアコンで温度を調節してください。22~23度が適温ですが、送風が直接あたらないように気をつけましょう。
またフェレットは、湿度が高いのも苦手。湿度が高いと餌もカビやすく、寝床も湿気を含んで異臭が出ます。餌は、買ってきたら密封容器に移しかえ、少しずつ与えてください。食べ残した餌は早めに処分し、給水ボトルも毎日洗って清潔にしましょう。
また寝床に使っている布やハンモックも、湿気でカビたりノミやダニの温床になったりするので、こまめに洗濯してください。もちろんケージの掃除も忘れずに。
フェレットは、普段とても活発で元気ですが、苦手な夏は体調を崩しがち。元気がなくなったり、体調がおかしいと感じたら、早めに病院で診察を受けてください。

フェレットは北方系の動物なので、本来は、寒さに強いという性質をもっています。しかしペットとして飼われているフェレットは思ったほど寒さに強くありません。
その上、困ったことに、フェレットは人のインフルエンザにかかってしまいます。症状は人と同様、発熱、咳、鼻水、くしゃみなどで、病後の経過が悪いと鼻が変形してしまうこともあります。
12月~2月の人のインフルエンザが流行する時季は特に気をつけてください。
様子がおかしいな? と感じたら、早めに動物病院で診療してもらいましょう。
保温の方法は基本的にハムスターと同じですが、寝床のハンモックを、冬用の厚手の布やボア付に替えてあげるのもよいでしょう。