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「マイクロチップなんか体に入れるの嫌だよ。痛そうじゃないか」「うちの犬はマイクロチップなんか入れなくても、どこへも行かないよ」
いろいろな考えの飼い主がいますが、実際の経験でお話ししましょう。
あるご婦人が柴犬の子犬をペットショップで購入し、早速、ワクチン接種と一緒にマイクロチップを入れました。一週間後、ちょっと門の扉を開けていた隙に、子犬はいなくなってしまいました。
それから、ずいぶんと探しましたが、子犬は見つかりませんでした。約1ヶ月が過ぎようとした頃、ご婦人は、その子にそっくりな犬を連れて散歩している人に出会ったので、声をかけました。しかし、その人があいまいな返事をしたため、ご婦人はその人にマイクロチップの話をしました。
結局、その犬のマイクロチップのナンバーがご婦人の犬のナンバーと一致したので、犬はご婦人のもとに戻りました。
これは一例ですが、家族として育った動物が、阪神大震災の時のように天災ではぐれてしまったり、火事や地震、雷、花火などで家を飛び出し、行方不明になったりすることがあります。猫などは、交通事故に遭い、飼い主が不明のまま動物病院に運び込まれることもよくあります。犬も鑑札を付けていないことが多く、不慮の事故のとき、飼い主を捜すことができません。動物病院には、「いなくなった」「保護した」などの問い合わせや手紙がよく来ます。こんなとき、一番事情を知っているはずの犬や猫は何も情報を伝えられず、拾った人も飼い主を確認することができません。マイクロチップを挿入して登録してあれば、お互いに必要な相手を探すことができます。
外国帰りの犬はマイクロチップを入れています。近年はマイクロチップの世界登録が考えられ、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ諸国などに普及しています。これもインターネットの発達のおかげです。
犬や猫、フェレットなど、見分けのつきにくい動物には、マイクロチップの効用が大きいと考えられます。
もし必要と思う方がいましたら、当院に相談して下さい。
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