ワンちゃんに必要な栄養素
 

「健康を維持するための基本は食餌」とはわかっているものの、巷には様々なドッグフードがあふれ、迷ってしまいますよね。そんなあなたのために、犬の栄養管理の基本についてお話しましょう。

ワンちゃんが健康的でいきいき暮らしていくためには、当然ながらバランスよく栄養をとる必要があります。必要とする栄養素は人間とほぼ同じで、たんぱく質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルの5つに分けられます。その中で三大栄養源といわれるのが、これも人間と同じで、たんぱく質、炭水化物、脂肪です。

・たんぱく質・
 たんぱく質は、アミノ酸で構成されています。ワンちゃんの必須アミノ酸は9から10種類であり、全て体内では作れないので、食餌から摂ることになります。たんぱく質を食餌でとるとワンちゃんの場合、80%程度が吸収されます。

・炭水化物・
 ワンちゃんはもともと肉食性なのですが、炭水化物の消化も比較的高いのが特徴です。とはいえ、構造上、繊維を分解する能力は少ないので、たくさん与えるのは避けたほうがいいですね。便秘気味などの場合に、少し多めに与えるのはおすすめです。

・脂肪・
 植物性にしても動物性にしても脂肪の吸収率は90%以上あり、吸収しやすいのが特徴です。動物性脂肪をばかりを食べていると、必須脂肪酸が足りなくなることがあるので注意しましょう。植物性脂肪に含まれているリノール酸、リノレイン酸はワンちゃんにとって必須脂肪酸です。


 フードの中の脂肪は時間とともに酸化します。酸化したフードを与えると下痢や食欲不振が起きることがあるので、開封しても空気にふれないように、少量ずつ購入して与えるようにしましょう。

 

 
ワンちゃんのエネルギー要求量は体重あたり人間の約2倍
 

ワンちゃんのエネルギー要求量は、体重1キロあたり50〜100キロカロリー。体重あたりだと人間の約2倍のカロリーが必要です。ですから高エネルギーの食餌が必要となります。たんぱく質の摂取量は、1キロあたり、4.8グラム。人間の約4倍のたんぱく質が必要です。
またワンちゃんのビタミン要求量は人間より多く、ビタミンEは5倍弱、ビタミンDは4倍弱が必要です。ミネラルは、人に比べて多量に必要で、カルシウムは人の約25倍、リンは約20倍、鉄などは10倍程度必要です。牛乳や煮干などの食品やサプリメントなど補充することをおすすめします。

 
ペットフードのここをチェック!
 

賞味期限をチェック!
ペットフードは食べ物です。賞味期限を必ずチェック!封を開けたら、酸化しやすいので、なるべく早く食べきるようにしましょう。1,2週間で食べきれる分を買うのがおすすめです。

年齢・状態に応じて選びましょう
ワンちゃんとひとことで言っても子犬、成犬、高齢犬、肥満気味のコ、食の細いコと様々です。そのコの年齢や体質、体格、運動量に応じたペットフードを選ぶことが大切です。

原産国、輸入国、電話番号の表示のあるものを
ペットフードの身元が明記してあることも大切なポイント。どこで作られたものかはとっても大事なこと。原産国や輸入国、電話番号が表示してあるものを選びましょう。

中味の表示をよく見ましょう
ペットフードというと同じように見えますが、それぞれ成分や組成、100gあたりの代謝エネルギー量が違います。特に原材料には、牛肉または鶏肉、羊肉なのかの表示もあるので、食物アレルギーのあるコは要チェックです。

必ず食餌量を確認して守りましょう
ペットフードとひとくちで言っても、代謝エネルギー量が違いので、犬の体重あたりの量は一定ではありません。一日の食餌量を確認して、計量カップできちんと測って与えるようにしましょう。ちょっとの食べ過ぎが、肥満の原因になりますから。

保存は、湿気の少ない涼しいところで
高温多湿のところに置いておくと変質する恐れがあります。涼しく湿気の少ないところで、しっかり密封して保存するようにしましょう。密封容器で保存するのがおすすめです。

(2004.1.15.)

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