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猫と付き合っていて、「コイツ、いったい何を考えているんだ?」と思うことはありませんか。群れで暮らす犬と違って、もともと単独生活者の猫は、社会性がなく、他に合わせるということを知りません。
そのため、今まで甘えていたと思ったらプイッと立って行ってしまうなど、気まぐれで自分勝手と思われるような態度を取ることがよくあります。猫の気持ちをつかむのは難しい──これが愛猫家たちの常識です。
けれど、じつは猫たちは自分のココロを表現するために、たくさんの「言葉」を発しているのです。「ニャオニャオ」という鳴き声のトーンやノドのゴロゴロという音、耳やヒゲ、尻尾の動き、人間の足元に擦り寄ったり目の前で転がったりする行為、これらはすべて猫の気持ちを表す「言葉」です。
こうした<キャット・ランゲージ>の存在を知り、その意味を理解するつもりで猫と接していれば、きっと愛猫とスムーズに会話ができるようになるはず!
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猫の「声」を聞いてみよう
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キャット・ランゲージは大きくふたつに分けられます。ひとつが「鳴き声」、もうひとつが「しぐさ」です。
鳴き声は主に3種類。くつろいだときなどにノドを鳴らす「ゴロゴロ」という声、食事を催促するときなどの「ニャアニャア」というはっきりした声、攻撃や威嚇をするときなどの「シャーッ」という声、の3つです。
人間と暮らす猫は、どんなときにどんな鳴き方をすれば飼い主が望みどおりのことをしてくれるかを覚え、状況に合わせた鳴き方をするようになるので、鳴き声のバリエーションはさらに広がります。
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猫はボディ・ランゲージの達人!
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猫の気持ちはしぐさにも表れます。人間の感情が顔に表れるように、猫はそのときの感情をそのまま「ボディ・ランゲージ」で表現するのです。基本となるのは威嚇の動作。自分を強く見せようとするとき、猫は自分の体を大きく見せるため背中を丸め、全身の毛を逆立てます。逆に恐怖心が勝るときは、実際より小さく見せようとうずくまります。
これ以外のちょっとした感情の変化は、尻尾によく表れます。不愉快なときは大きくバサッバサッと振り、イライラするときや思案中は先っぽを小刻みに動かす…などです。このほか、瞳孔の変化や耳の動き、ひげの向きなどからも猫の気持ちを知ることができます。 |
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子猫はなぜミャアミャア鳴く?
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猫がなぜ鳴くのかといえば、それは飼い主の注意を引きたいから。子猫はよくミャアミャア鳴きますが、これは母猫の世話を求め、自分の居場所を知らせるためです。母猫同様にエサを与え、面倒を見てくれる人間の元で暮らす飼い猫は、大人になっても子猫の気分が抜けません。
このため、いくつになっても子猫と同じように飼い主の世話や保護を求めて鳴くのです。つまり、猫は飼い主を母親と見なしているわけです。 |
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あなたは猫の遊び仲間
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| ときとして、飼い主は猫の兄弟にもなります。それは猫が遊びたい気分のときです。子猫時代に兄弟猫とやっていたようにケンカごっこをふっかけてくるとか、飼い主の後をついてまわり同じことをやろうとする、などの行動がその典型。このとき、猫は飼い主を「遊び仲間の兄弟」と見なしているのです。 |
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小さい頃はいっぱい遊んで!
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| 子猫は兄弟とじゃれあいながら体力や能力を伸ばしていきます。猫を一匹だけで飼うのなら、子猫時代はとくに、飼い主が積極的に一緒に遊んであげるようにしましょう。
毎日撫でたり抱いたりしてスキンシップをはかったり、一緒に寝てあげたりすると猫はどんどん人になつき、人とのつながりを求めるようになります。こうなればあなたと猫の間には一層緊密なコミュニケーションが成り立つようになるでしょう。
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●人間の気持ちはお見通し!? ●
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猫を含め、動物には相手の気持ちを的確にキャッチする能力があります。とくに、敵意や恐怖心には敏感です。こうした感情を抱いている相手は攻撃をしかけてくる可能性があるからです。顔を見た瞬間にそれが判断できるかどうかは、自分の身を守るうえでとても重要なことなのです。
猫が嫌いな人の多くは、猫を怖いと感じています。猫はこうした恐怖や緊張を感じ取るので、猫嫌いの人には寄り付きません。攻撃されるのでは、という不安を覚えるのです。
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●ノラ猫とのコミュニケーション術●
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ですから、ノラ猫などに近寄るときは「無心で、静かにそっと」が原則。捕まえて抱き上げようなどと思うと、猫はその緊張感を察知し、敵意と感じて逃げてしまいます。いきなり手を差し出したり、撫でまわそうとしたりするのも禁物。攻撃と感じて向かってくることがあります。ノラ猫と接する際はとくに「第六感」というランゲージに要注意です。
また、子猫のときからずっとノラだった猫は、大人になるとほとんど鳴きません。人の顔を見て鳴くノラ猫は、飼われていたことのある猫だと考えていいでしょう。こうした猫は見知らぬ人にも自分から擦り寄ってきて甘えるなど、人なつっこいことが多いもの。撫でたりじゃらしたりして、コミュニケーションを楽しみましょう。ただし、無責任にエサをあげるのは慎んで。
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●文・高梨奈々
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