楽しくなさそうにはしていない猫





ドイツ・ベルリン在住のライター・久保田由希さんが、

犬先進国・ドイツのわんこ事情を徹底リポート!

ヨーロピアンわんこにまつわるあんなこと・こんなことを、
現地からダイレクトにお届けいたします!





  Vol.14 フンを気にせず歩ける日が来る?  ■

 以前にもこのコーナーで書きましたが、ベルリンの街で問題となっている路上の犬のフン。

この問題の救世主となる(?)オレンジ色の柱が登場しました。

 

 

オレンジ色に輝く柱

 西ベルリンの目抜き通り、クーダム。ここに面した小さな広場の一角に2mほどのオレンジ色の柱が立っています。その派手な色は、遠目からもかなり目立ちます。

 これは、昨年11月に設立された犬のフン処理サービススポット。ベルリンには登録・未登録の犬が合計で約160,000頭いるといわれていますが、以前から路上に残されたフンは物議をかもし出していました。

  この問題を解決すべく立ち上がったのが、ベルリン清掃局(BSR)とWallという会社。共同でベルリン市内の約50カ所に、犬のフンを処理するためのサービススポットを設置したのです。

   

利用は無料

  このオレンジ色の柱には、犬のフンを拾うための紙袋と、使用済みの紙袋を捨てるゴミ箱が一つになっています。

  まず柱上部にあるポケットから紙袋を取り出します。紙袋はかなりしっかりとした造り。表面に図入りで、袋を使ったフンの取り方が説明されています。この袋でフンを取ったら、ゴミ箱部分に袋ごと捨てて完了です。

 この袋は無料。誰でも自由に取ることができます。

   

これで安心して路上を歩けるように?

 このサービススポットは、クーダムのあるシャルロッテンブルク・ヴィルマースドルフ地区とテンペルホフ・シェーネベルク地区の2地域で試験的に始まりました。

  使用状況を見て他の地域にも拡大予定だそうですが、私はこの2地域よりもむしろ、犬をよく見かける(ということはフンも多い)フリードリッヒスハイン地区でいち早く始めてほしいと願っています。

 このサービスが飼い主たちに受け入れられて、もう数メートル先を気にしながら歩かなくてもいいようになってほしいと思います。

(2008.01.31.)


久保田由希
ライター。2002年9月より、ドイツ・ベルリン在住。
街を散歩しながら気に入った風景を撮影するのが好き。
連載に『cafe-sweets』(柴田書店)、『フローリスト』(誠文堂新光社)、『オレンジページインテリア and Home』(オレンジページ)など。
ホームページ「クボタマガジン」(http://www.kubomaga.com)も随時更新。

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