レイラとLuLuのHappy Days in LA

 
 
 子犬はケンタッキー州からやってくることに。

 私の住むLAから取りに行こうと思ったけれど、寒い時期、気温が一定以下になると犬を飛行機のカーゴで運ぶことに規制があるそう。しかも機内に持ち込む場合も結構小さなケージじゃなきゃいけない。結局、ブリーダーに送ってもらうことに。

 「×時にDelta航空×便で、LAX空港に到着」

 引き取り番号と身分証明書を持って、カーゴの受け取りセンターへ。運ばれてきたクレートの中からのぞく、小さい顔! 外に連れて行って、頑丈に閉めてある輸送用の留め金を外してドアを開ける。
 「Come here、おいで」
 尻尾を振りながら、怖くて怖くてしょうがない様子でガタガタ震えてる。ゆっくり、ゆっくり。出てくるまでに10分はかかったかな。
 それと同時にブリーダーから電話が入る。
 「ちゃんと着いたかしら? シッポ、振ってる?」
 「She's so cute! でも、うーん、まだどうしていいかわかんないみたい。でも、元気そうだから大丈夫よ」

 
 1日経った翌朝もまた、それまで元気だったのがクレートに入れて車に乗せたら震えだした。前の日に、飛行場に連れて行かれたのを思い出したのかな、よっぽど怖かったのかもしれない。

 人間の私たちは「ブリーダーの手を離れ、それぞれの家庭にもらわれていく」っていうことを頭で理解できるけど、子犬にとっては身に起こっていることが現実、それだけ。
  愛してくれていた人たちが、ある日自分を箱に入れて、怖くて暗いとこ(飛行機)に長い間入って、気づいたら知らない人に抱かれてる…。

 怖くって当たり前。だって、お互い知らない同士だもん。時間をとってゆっくり仲良くなっていこう・・・ね!


 

■黒沢レイラ■

女優・モデル。ロサンゼルス在住。
日本では『CALAJA』『ディズニー英語システム』のCMに出演中。
趣味は旅行と写真を撮ること。